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【F1】2018年開催カレンダー発表・・・史上最多21戦、6週間で5GP、“危険”なF1ブラジルGPに安全対策改善を要請

FIA(国際自動車連盟)は2018年F1カレンダーを発表した。F1史上最多の年間21戦開催、初の3週連続開催、フランスGPとドイツGPが復活となった。

■F1史上最多の年間21戦開催

6日、FIAは世界モータースポーツ評議会(The World Motor Sport Council)にて2018年のF1カレンダーを正式に決定した。これまでも「20戦は多すぎる」という声も出ていたが、2018年はF1史上最多となる年間21戦開催が正式に決定した。

また、すでに2017年限りでF1開催終了を決定していたF1マレーシアGPがカレンダーから外れ、F1フランスGPとF1ドイツGPが復活している。F1アメリカGPについてはアメリカ自動車連盟の承認が必要という条件付きになっている。

大きな開催日変更としてはF1ロシアGPが4月から9月へ、F1アゼルバイジャンGPが6月から4月へと変更されている。

F1日本GPは、第17戦として10月7日の3連休での開催だ。

■初の3週連続開催・・・6週間で5グランプリ

過密スケジュールとなっているのは6月末から7月末だ。6週間で5グランプリが開催され、初の3週連続開催も含まれている。

初の3週連続開催は6月24日のF1フランスGP、7月1日のF1オーストリアGP、7月8日のF1イギリスGPとなり、その後1週間の休みを経て、7月22日にF1ドイツGP、7月29日にF1ハンガリーGPも2週連続開催の過密スケジュールとなる。

■“危険”なF1ブラジルGPに安全対策を要請

また、今年起こったF1ブラジルGPでの危険な事件について、新たな安全対策が具体的に“強く要請”されている。

その危険な事件とは、メルセデスAMGのメンバーがサーキットを離れる際、路上で銃を突き付けられ強盗被害にあった件だ。インテルラゴス・サーキットのあるサンパウロでは、過去にもこのような事件が報告されている。

今回FIAからの要請では、イベント運営での安全対策を担うプロモーターに対して、独立したセキュリティ専門家が安全対策計画を評価し助言することを推奨しており、サーキットに派出所のような警察の拠点を設置することで、F1関係者と警察との関係性の強化し、安全対策の改善を要請している。

■【正式版】2018年F1カレンダー

3/25

オーストラリア

メルボルン

4/8

バーレーン

バーレーン

4/15

中国

上海

4/29

アゼルバイジャン

バクー

5/13

スペイン

バルセロナ

5/27

モナコ

モンテカルロ

6/10

カナダ

モントリオール

6/24

フランス

ル・カステレ

7/1

オーストリア

スピールバーグ

7/8

イギリス

シルバーストーン

7/22

ドイツ

ホッケンハイム

7/29

ハンガリー

ブダペスト

8/26

ベルギー

スパ-フランコルシャン

9/2

イタリア

モンツァ

9/16

シンガポール

シンガポール

9/30

ロシア

ソチ

10/7

日本

鈴鹿

10/21

アメリカ

オースティン*

10/28

メキシコ

メキシコシティ

11/11

ブラジル

サンパウロ

11/25

UAE

アブダビ

*アメリカGP=アメリカ自動車連盟の要承認

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2017年F1情報 シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース フェラーリ ロバート・ドーンボス F1

ベッテルはF1チャンピオンにふさわしくないとドーンボス

オランダ出身の元F1ドライバー、ロバート・ドーンボスがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にはF1チャンピオンとなる資格はないと主張した。

【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

先週末にマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで開催された今季のF1第14戦シンガポールGP決勝で、ポールポジションからスタートしたベッテルが2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の進路を妨害しようとあまりにも不用意にクルマを左に寄せたことにより、自分だけでなく最終的に数台をリタイアに追い込むクラッシュを発生させてしまっていた。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の競技委員たちはこのクラッシュに関してはレーシング・アクシデントであるとしてどのドライバーに対してもペナルティーを科すことはなかった。だが、そのクラッシュを引き起こした責任はベッテルにあると考えている者が多いようだ。

2005年にミナルディでF1デビューを飾り、2006年にはレッドブルのドライバーを務めたことで知られるドーンボスもそのひとりだ。

「あの攻撃的な動きにより、彼(ベッテル)はリタイアとなり、フェラーリでの初めてのF1タイトルを逃すことになったばかりか、キミ(ライコネン/フェラーリ)、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)、そしてアロンソ(マクラーレン)もリタイアさせてしまった」

母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』にそう語った35歳のドーンボスは、ベッテルがバクーで行われた第8戦アゼルバイジャンGP決勝でセーフティカー導入中にルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のクルマにわざと自分のクルマをぶつけた事件にも言及しながら次のように付け加えた。

「今回の行為やバクーでのことを考えれば、ベッテルはチャンピオンにはふさわしくないよ」

2010年から2013年までレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなったベッテルだが、今季はフェラーリで通算5回目のタイトル獲得のチャンスが大きく広がっていた。

だが、シンガポールGPを終えて残り6戦となった時点でポイントリーダーのハミルトンとは28ポイント差がついてしまっている。今季すでに7勝をあげているハミルトンが今後大きく崩れることは考えにくく、ベッテルのタイトル獲得には明らかに黄信号がともってしまっている。

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2017年F1情報 シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース フェラーリ ヤルノ・トゥルーリ F1

ベッテルのF1タイトル獲得チャンスが消えたわけではないとトゥルーリ

元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のF1タイトル獲得のチャンスはまだ完全に失われたわけではないと語った。

【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

■すでにあきらめムードの伊メディア

先週末に行われたF1シンガポールGP決勝で痛恨のリタイアを喫したことにより、ベッテルとこのレースで今季7勝目をあげたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とのポイント差は一気に28ポイントに開いてしまった。

残り6レースとなった時点での28ポイント差は、ハミルトンの強さを考えれば致命的とも言える差だ。現にフェラーリの地元イタリアのメディアはシンガポールGP決勝で起きたクラッシュにより、事実上今シーズンのタイトル争いにも決着がついてしまったとの論評を行っている。

■あれはベッテルのミスだったとトゥルーリ

イタリア出身のトゥルーリも、あのクラッシュはベッテルのミスによるものだったと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「もし本当に誰か1人を非難したいと望むのであれば、ベッテルはあそこでもっとうまく動けていたはずだと言えるだろうね」

「だが、タイトル争いが決着するのは最後だ。今ではない。まだ6レースが残されているし、現在は1レースで25ポイント獲得することができる。だから何が起こるか分からないよ」

■まだベッテル復活のチャンスも

かつてルノーやトヨタのドライバーとして活躍した経歴を持つ43歳のトゥルーリは、今後ベッテルに運が向く可能性だって十分にあると次のように続けた。

「実際、タイトル争いは非常にバランスが取れているものなんだ。今日の時点で28ポイントが大きな差であることは間違いない。だが、メルセデスAMGが一度でも失敗すれば、ベッテルがまた復活してくるよ」

「フェラーリはあらゆる期待が可能なチームだ。我々が予想もしていなかったにもかかわらず、彼らが強さを発揮してみせたこともある。だから、まだ何も失われてはいないよ」

そう語った43歳のトゥルーリは、次のように締めくくっている。

「物語が完結するのは、最後のレースでチェッカーフラッグが振られたときだよ」

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2017年F1情報 キミ・ライコネン シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニキ・ラウダ ニュース フェラーリ マックス・フェルスタッペン マーク・ウェバー レッドブル F1

ベッテルがペナルティーを受けなかったのはおかしいと元チームメート

先週末に行われたF1第14戦シンガポールGPの決勝スタート直後に起きたクラッシュについて、そもそもの原因を作ったのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だったと考えている者が多いようだ。

【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

■過度の防御で墓穴を掘ったベッテル

レース開始直前に雨となり、各ドライバーがグリッド上で雨用タイヤに履き替えて臨んだシンガポールGP決勝だが、4番グリッドからキミ・ライコネン(フェラーリ)が抜群のスタートを決めて自分の前2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に並びかけていく。

ポールシッターのベッテルは自分のとなりからスタートしたフェルスタッペンの走行ラインをつぶそうと左にマシンを寄せたが、このときはすでにライコネンがフェルスタッペンの左に並んでいた。そして、行き場を失ったフェルスタッペンの左フロントタイヤがライコネンのマシンに右リア部に接触。それでコントロールを失ったライコネンのマシンが急激に右側に向きを変え、ベッテルのクルマにクラッシュしてしまった。

その後なんとかターン3まではトップで走り抜けたベッテルだったが、そのときのクラッシュで負ったダメージによりターン4に差し掛かったところでコントロールを失ってウォールに激突。わずか数百メートルを走行しただけでレースを終えてしまっていた。

■明らかにベッテルのミスだったとラウダ

フェラーリは公式ツイッターアカウントを通じて、そのクラッシュの原因を作ったのはフェルスタッペンだったと批判。フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネも、あれがフェルスタッペンのミスだったのは「明らかだ」とコメントしていた。

しかし、そのときの映像を見る限り、あのクラッシュはベッテルがフェルスタッペンに対して必要以上の幅寄せを行ったことが原因だったのは明らかだと見ている者が多いようだ。

メルセデスAMGの非常勤会長であり、伝説的元F1ドライバーでもあるニキ・ラウダは母国オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』に次のように語った。

「あれは明らかにセバスチャンのミスだ」

「F1タイトル争いにおいて重要な段階にきているのに、なぜ彼があれほどのリスクをとろうとしたのか、私には分からないよ」

かつてフェラーリで2度F1タイトルを獲得した経験を持つラウダはさらにイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にも次のように語っている。

「もし私の時代にあんなことが起きたら、マラネロ(フェラーリ本部)まで歩いて帰ることになっただろうね」

■ベッテルにおとがめなしの裁定は政治的判断?

だが、FIA(国際自動車連盟)のF1競技委員会はベッテルに対してペナルティーを与えることはなかった。

フェルスタッペンの父親であり、自身もかつてF1ドライバーとして活躍したヨス・フェルスタッペンは、『motorsport-magazin.com』に対し、そこには何らかの“政治的”な意図を感じると次のように語っている。

「もし彼ら(FIA)が彼(ベッテル)に厳しい処分を下せば、F1タイトル争いはそこで終わってしまうだろうからね」

■ベッテル無罪放免はジョークだとウェバー

また、かつてレッドブル時代にベッテルのチームメートを務めていた元F1ドライバーのマーク・ウェバーも、今回FIAがベッテルに対して何の処分も下さなかったのは「ジョーク」だと主張し、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語っている。

「僕は、セブ(ベッテルの愛称)はときどき自分のクルマの後部がどこにあるのかを忘れることがあると思っているよ」

■ベッテルにグリッド降格の危機?

だが、FIAがベッテルにペナルティーを与えることはなかったものの、あのクラッシュによりベッテルが厳しい状況に追い込まれることになるかもしれない。

イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』は、ベッテルが搭載しているパワーユニットがあのクラッシュによるダメージを受けた可能性があるとし、次のように報じている。

「シンガポールで使われていたのは今季3台目だった。もしそれを修理することができなければ、ベッテルはシーズン終盤にペナルティーを受けることになるかもしれない」

今季は年間に使用できるパワーユニットエレメントの数が4台までとルールで定められており、それを超えるエレメントを投入したときにはそれに応じたグリッド降格ペナルティーが科されることになる。

ちなみに、ベッテルはシンガポールGPを終えた時点で、内燃機関、MGU-H(熱エネルギー回生装置)、MGU-K(運動エネルギー回生装置)、ES(エネルギー貯蔵装置)はそれぞれ3台目、ターボチャージャーとCE(電子制御装置)はすでに限度いっぱいの4台目を投入している。

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2017年F1情報 シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース フェラーリ F1

シンガポールでのフェラーリのクラッシュはホラー映画以上

フェラーリの地元イタリアのメディアたちが、先週末のF1シンガポールGP決勝で起きた悲劇を嘆いている。

【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

シンガポールの予選ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がそれまでの不利をはね返してポールポジションを獲得。3ポイント差でランキングトップに立っていたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が予選5番手に沈んだことから再びベッテルがハミルトンを逆転してポイントリーダーに返り咲く可能性が極めて高いと考えられていた。

■痛恨のリタイアを喫したフェラーリ

ところが、決勝レースがスタートした直後にフェラーリ2台とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がからむクラッシュが発生。ベッテルは1周もせずに今季初リタイアを喫してしまった。

これによって難なく首位に立ったハミルトンがレースを支配。この結果ハミルトンとベッテルの差は一気に28ポイントに拡大。ベッテルとフェラーリにとってはまさに痛恨のレースとなってしまった。

■フェラーリが自ら墓穴を掘ったと伊メディア

当初、フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、フェルスタッペンがこのクラッシュの原因を作ったとして非難していた。

だが、フェラーリの地元イタリアのメディアも、今回のクラッシュに関してフェルスタッペンを責めるのはお門違いだということは分かっているようだ。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は「フェラーリがすべての間違いを犯した」と書き、次のように付け加えている。

「赤いクルマ2台が自分で自分を破壊してしまった。最高のホラー映画監督でさえ、あんなことは想像もできなかっただろう」

■過去10年で最大の悲劇

また、『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は第一面に次のように書いている。

「ダメだ、ベッテル! それはないよ!」

「シンガポールでの最初の300メートルで、フェラーリにとって過去10年間で最も破滅的な出来事が起きてしまった」

■わずか数秒でタイトル獲得の望みが・・・・・・

今季はベッテルとハミルトンによるタイトル争いが最終戦まで続くだろうという見方も多かったが、残り6レースで28ポイントもの大差がついてしまったことで、最終戦を待たずしてハミルトンの通算4度目のタイトル獲得が確定する可能性も高くなってきている。

『Tuttosport(トゥットスポルト)』は、シンガポールGP決勝開始直前に降り始めた雨により、フェラーリの夢があえなく消えてしまうことになると次のように書いている。

「壊滅的な事故により、マラネロ(フェラーリ)のタイトル獲得の希望も水中に没してしまった。わずか数秒でシーズンそのものがだめになってしまった」

そして、『La Stampa(スタンパ)』も次のように書いている。

「これでハミルトンは楽々とF1タイトルに歩み寄ることができる」

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2017年F1情報 シンガポールGP ニュース ホンダ・レーシング マクラーレンF1 F1

【マクラーレン・ホンダ】『離婚』しなければならなかった5つの理由・・・海外メディアが分析

マクラーレン・ホンダの『離婚』発表がされたF1シンガポールGP。この“離婚”について、マクラーレンの拠点があるイギリスではどのように受け止めているのだろうか。

●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』は、パフォーマンス、賞金、人事、可能性の消失、屈辱的な威信の喪失・・・マクラーレンの忍耐が限界に達したのも不思議ではないとし、5つの理由を挙げている。

■1:パフォーマンス

マクラーレン・ホンダがF1を支配していた頃から20年以上が経過して再会したが、パフォーマンスは当時のものではなかった。

マクラーレンは、メルセデスやフェラーリと同じパフォーマンスのシャシーを作ったと信じているが、ホンダのエンジンはグリッド上で最も弱いままであり、その差はまだ大きく、さらによくないことに最も信頼性が低い。

フェルナンド・アロンソは開幕前テストで次のように語っていた。「僕たちはパワーユニットだけに問題を抱えている。信頼性もパワーもない」

6ヶ月後、その悪い評価は事実となった。F1イタリアGPはマクラーレン・ホンダにとって今季4回目のダブルリタイアとなったのだ。

ホンダの失敗は、1年目なら許されただろう。しかし3年目は2年目よりも後退してしまった。

F!カナダGPの後、約束通りのアップデートがされず、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは「受け入れがたい」と語っていた。

マクラーレンの忍耐はそれほど長く続くものではなかった。

■2:人事

マクラーレンの一番の資産であるフェルナンド・アロンソは、2017年末で契約が終了する。チームは3シーズンも表彰台に上れないことにいらだちを隠せないアロンソを引き止めるために「ミッション・インポッシブル(不可能な任務)」に直面していた。

エリック・ブーリエは「もし競争力がなければ彼は去るだろう」とスペインの『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に語っていた。

ルノーエンジンという“ニンジン”をぶら下げ、アロンソに契約を更新するよう説得に当たっていたようだ。たとえルノーエンジンが2番目に弱いエンジンだとしても、それを搭載するレッドブルは1回の優勝と複数回の表彰台を獲得している。マクラーレンはレッドブルとも戦えるシャシーだと信じているのだ。

そして、マクラーレンの本拠地ウォーキングでは、メルセデスやフェラーリに匹敵するクルマを作るべく、十分な労働力がある。

この劇的な“離婚”というアクションは、2018年もその労働力を無駄にすることはないだろう。そうでもしなければ、マクラーレンは致命傷を克服できなかった可能性もある。

■3:名誉

以前、ロン・デニスは、マクラーレンをプレミアリーグで下位に苦しんでいたマンチェスター・ユナイテッドになぞらえた。20回もワールドチャンピオンを獲得したマクラーレンは、今や最下位争いをしている。

Sky F1のテッド・クラヴィッツは「F1チームだけではなく、マクラーレン・ブランドについても考慮する必要がある。マクラーレンを所有する裕福な人たちは、レーシングチームの成功とリンクしている。フェラーリやメルセデスのAMGではなく、マクラーレンを所有することは、成功を購入するもので、ビジネスにとって不可欠だ」と語っている。

マクラーレンは長期的な目標のためにホンダとの独占供給という大きな賭けをしたが、短期的な目標のためにルノーのカスタマーエンジンに切り替えた。

マクラーレンの最大の失敗は、ホンダとの契約が王者に返り咲くための唯一の方法だというギャンブル的な野望の大きさだ。その野望は今や、名誉、プライド、表彰台という緊急性の高い要望にオーバーテイクされた。

■4:賞金

マクラーレンがホンダと“離婚”できなかった理由として、少なく見積もって年間5000万ポンド(約75億円)という金額だとされてきた。

しかし、その金額はザック・ブラウンに言わせれば「FOMからの賞金とスポンサーシップの喪失の影響を実際に見てみると、ホンダがもたらす商業的利益はあまりない」という。

■5:哲学

マクラーレンとホンダの“結婚”は、チームの絶対的な信念によって支えられていた。ロン・デニスはこのように語っていた。

「エンジンメーカーの尽力がなければ、チャンピオンにはなれない。2番目のエンジンを持っていてはチャンピオンになれないというシンプルな事実を理解できないことが、私にはわからない」

しかし、悲惨な3年間を送ったあと、チームは違う考えを持ち始めた。ザック・ブラウンは6月に「カスタマーエンジンで勝てるかって?勝てるさ」と語っている。

ことが大きくなれば、哲学のUターンは現実的に必要な問題となってくる。マクラーレンは方針を変えなかったばかりに、あまりにも多くのパワー、名誉、賞金を失っている。

マクラーレンが考え方を変えたのは、過去3年間のF1エンジンの変化の欠如だった。F1ハイブリッド時代の当初より、過去3年間に蓄積されたノウハウにより、カスタマーエンジンの不利な点は大幅に軽減されている。

マクラーレンとルノーの提携は、2018年にタイトル争いをする可能性ではなく、同じカスタマーエンジンを使うレッドブルの位置、コンストラクター選手権で少なくても3位を狙うものだ。

最終的には、マクラーレンのホンダへの信仰と忍耐は消え去り、2018年はグリッド後方での戦いではなく、表彰台を争い、うまくいった時には優勝を狙える可能性へと決断した。マクラーレンにとっては簡単な決断だった。

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2017年F1情報 キミ・ライコネン シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース フェラーリ マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

ライコネンがクラッシュを振り返る「ジャンプスタートしてヒット、それで終わりさ」

F1シンガポールGP決勝レースを4番グリッドからスタートしたキミ・ライコネン(フェラーリ)は、非常に良いジャンプスタートを決めたものの、それがクラッシュに繋がってしまった。同じくジャンプスタートを決めたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)もやはりこの一連のクラッシュに巻き込まれている。

●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

ライコネンは、この出来事について「他にできることなんてなかった」とスタート直後のクラッシュを次のように説明している。

「すごく良いジャンプスタートを決めて、ヒットした。それで僕たちのレースは終わりさ。スタートを失敗して、そこから離れていなければ、クラッシュを避けるために何か違ったことをすることなんかできなかったと思う」

また、誰が原因なのかという議論にも繋がっているが、これについてライコネンは「結果は変わらない」と述べている。

「大きな代償を払ってしまう出来事の一つで残念だ。原因や問題が何であれ、残念ながら結果は変わらない」

フェラーリは2台そろって好結果を期待できただけに、残念な結果となってしまった。

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2017年F1情報 キミ・ライコネン シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース フェラーリ マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

フェルスタッペン、ベッテルに物申す「王者争いをしている時に賢明な動きではない」

F1シンガポールGP決勝レースのスタート直後、左右からフェラーリの元F1王者の2人に挟まれて行き場を失ったマックス・フェルスタッペンは、チャンピオンシップ争いをしているセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対して「賢明な動きではなかった」と非難した。

●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

「僕のスタートはセブ(ベッテルの愛称)よりもやや良かったし、僕が思うに彼はそれを見て、僕の走行ラインを少しけん制するために左に動こうとしたんだ。でも彼はキミ(ライコネン)が僕の反対(イン)側にいるのを知らなかった。タイトルを争っている時に言い逃れはできないし、あれは賢明な動きではなかったと思う」

「キミは素晴らしいスタートを見せ、僕のすぐそばにいたんだ。彼は僕に寄せてきたけど、その時点で僕にできることはあまりなかったし、長いレースになるのは分かっていたから、僕はポジションを守ろうともしなかったんだ。リアタイヤはフロントタイヤよりも幅が広いし、たとえブレーキをしてもサンドイッチ状態でロックされていたよ」

「もし僕が間違いを犯していたら、僕は動揺したり怒っていただろうけれど、今日は何もできなかったんだ」

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2017年F1情報 キミ・ライコネン シンガポールGP セバスチャン・ベッテル ニュース マックス・フェルスタッペン F1

ポールから無得点・・・ベッテル「何が起こったのかわからない」チャンピオン争いで離される

F1シンガポールGP決勝レースをポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だったが、わずか数百メートルのところでレースが終わってしまった。

●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

スタート直後のクラッシュについてはレース中に起こるレーシングアクシデントとして『おとがめ無し』となったものの、得られたはずの貴重なチャンピオンシップポイントは戻ってくることはない。

ベッテルはスタート直後について、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)への幅寄せを認めたものの、何が起こったのかわからなかったと語った。

「僕は可もなく不可もない普通のスタートをしたんだ。そして、マックス(フェルスタッペン)から自分のポジションを守ろうと、少し左に動いたんだ。キミ(ライコネン)のクルマが僕にヒットしたとき、ドンという衝撃を受けたんだ。何が起こったのか分からないよ」

また、その後に単独スピンしたことについては、「ターン3でスピンしたけど、すでにクルマがダメージを受けていたからなんだ」と、濡れた路面でのアクアプレーニング現象が原因ではなく、ダメージを受けたことによるスピンだと説明した。

「今日僕たちはコース上で不運だった。だけど、僕たちが今できることは何もないし、ほろ苦い結果で、今日僕たちのペースを見せられなかったのは残念だ。僕たちにはまだ他のレースもあるし、より多くのチャンスがあるはずだよ」

ベッテルは、チャンピオンシップ争いでルイス・ハミルトン(メルセデス)とのポイント差を縮められるはずのレースで、逆にリードを許す結果となってしまった。

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2017年F1情報 エリック・ブーリエ シンガポールGP ニュース ホンダ・レーシング マクラーレンF1 F1

【マクラーレン・ホンダ】「アロンソは不運だが、チームにとっては良い日になった」

マクラーレン・ホンダでレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1シンガポールGP決勝レースを次のように振り返った。

●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース

■エリック・ブーリエ レーシングディレクター

「スタート直前に雨が降り出したとき、今日のシンガポールGPはエキサイティングで予測不可能なレースになるだろうと思ったが、まさにその通りになった。

そんな中、ストフェルはフルウエット、インターミディエイト、オプションのどのタイヤで走っているときも、常に戦いに挑み、マシンのポテンシャルを最大限に引き出し、7位入賞という見事な結果を出した。

2回目のピットストップで出遅れなければ、6位も手が届く範囲だったと思う。ただフロントジャッキがうまく入らなかったために、左側のフロントホイールがフロアからちゃんと上がらず、タイヤを取り外すのに時間がかかってしまった。そこで出遅れたため、ストフェルは果敢な走りでジョリオン・パーマー(ルノー)に追従していたものの、結局、差を埋めることはできなかった。

一方、フェルナンドにとっては、非常に残念な一日だった。ウエットコンディションで見事なスタートを切ったにもかかわらず、1コーナーでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のマシンと激しく衝突してしまった。あまりにも大きな衝撃だったため、マシンのボディが引き裂かれ、フロアに損傷を負い、最終的にはエグゾーストに穴が開くほどだった。

セーフティカーの後方でフェルナンドがピットを通過した際に、最初に受けたダメージを確認することができた。実際のレーススピードになると、レースを続行できない状態だということがすぐに明らかになり、その直後にマシンをリタイアさせなければならなかった。

自分たちのミスではないところで1台のマシンを完走させられなかったものの、今日はチーム全体にとってポジティブな一日だった。(次戦が開催される)マレーシアの高速コーナーでは、今回ほどの競争力はないかもしれない。それでも今日の結果は、少しでもチャンスが訪れた際には、我々も上位でハードなレースが展開できるということを思い出させてくれた」

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