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2018年F1情報 アゼルバイジャンGP クリスチャン・ホーナー ダニエル・リカルド トト・ヴォルフ ニキ・ラウダ ニュース ヘルムート・マルコ マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

「レッドブルはドライバーたちにF1カーの修理代を負担させるべきだ」とニキ・ラウダ

メルセデスF1チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドに自分たちが壊したクルマの費用を負担させるべきだと語った。

●【他の画像:レース結果】F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースのタイム差、ピット回数、周回数

先週末にバクーで行われたF1アゼルバイジャンGP決勝では、激しい順位争いを展開していたレッドブルのチームメート同士がクラッシュして2台ともにリタイアで終わってしまった。

■F1ドライバーはしばしばやり過ぎてしまうことがある

実際のところ、F1ではチームメート同士がクラッシュするということはそれほど珍しいことではない。

メルセデスを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、かつてルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが同士打ちを演じたことを思い出しながら、F1ドライバーたちは「しばしばやり過ぎてしまうものだ」と語り、次のように続けた。

「私もクリスチャン(ホーナー/レッドブル・チーム代表)と同じ立場にいたよ」

「その一方で、我々はお互いに戦うことを恐れない互角のドライバーが2人いることを望んでいるものなんだ。だが、我々は彼らに思い出させなくてはならない。彼らにクルマを与えるために何百人もの人たちが1日24時間態勢で取り組んでいることをね」

■自分ならクルマの修理代を払わせるとラウダ

かつて3度F1チャンピオンとなった実績を持つラウダは、もし自分がホーナーだったら「家に帰って泣くだろうね」と語り、次のように続けた。

「私の目からすればフェルスタッペンに70%、リカルドに30%の落ち度があったと思う。ストレートライン上でああいう動きをしてはならないよ。結局あのかわいそうな連中はどこにも行き場がなくなったんだ」

「私なら、彼らを自分のオフィスに呼んで彼らに修理代を払わせるだろうね」

■一番重要なのは再発防止だとホーナー

だが、レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、すでにフェルスタッペンとリカルドは「まずいことをしでかした」と恐縮しきっており、謝らなければならない状況に置かれているのだと語り、これ以上チーム内でペナルティーを科すようなことは考えていないことを示唆している。

また、チーム代表のホーナーも、ラウダがドライバーたちにクルマの修理費用を負担させるべきだと語ったことについて質問を受けると次のように答えた。

「ニキは、しばしばパドックにいるほかの誰よりも財政面のことを考えるんだ」

「我々にとって最も重要なことはダニエルとマックスに理解させることなんだ。ああしたことはまったく受け入れられないということをね」

ホーナーは、レッドブルもこれまでは2人のドライバーたちに自由に戦わせるという方針をとってきたと語りつつ、今後のことに関しては「バルセロナ(次戦F1スペインGP)を迎えるまえに話し合うことになるだろう」と語り、今後一定のチームオーダーを発令する可能性を示唆している。

■ドライバー同士の関係悪化にはつながらないとリカルド

一方、当事者のひとりであるリカルドは、今回のクラッシュによってフェルスタッペンとの関係が悪化するといったことはないと主張している。

「僕たちはお互いに相手に対して怒ったりはしていないよ」

そう語ったリカルドは次のように付け加えた。

「僕たちはただチームに謝りたいと思っているんだ。僕たちにはそれしかできないよ」

■ドライバーたちには“戒告処分”

今回の同士打ちに関して、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は2人のドライバーに対して戒告処分を付している。ちなみに、1シーズン中に3度戒告処分を受けると次のレースで10グリッド降格ペナルティーが科されることになる。

今回の処分に関し、F1競技委員長を務めるFIAのチャーリー・ホワイティングは、「どちらのドライバーももっと慎重に対応することができたはずだ」と語っている。

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2019年F1情報 クリスチャン・ホーナー ニュース ヘルムート・マルコ ホンダ・レーシング レッドブル F1

2019年はホンダかルノーか?夏までには決めたいとレッドブル

“レッドブルは2019年に組むエンジンサプライヤーを選べる立場にある”

そう主張するのはレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーだ。

■うわさではレッドブル・ホンダ誕生の可能性大

ルノーと組んで2010年から2013年までF1タイトルを独占してきたレッドブルだが、2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれる現行F1エンジンが導入されるとメルセデスが圧倒的な力を発揮。レッドブルは1シーズン中に何勝かするのがやっとという状態に陥ってしまった。

これによりレッドブルとルノーとの関係も悪化。ルノーがフルワークス体制でのF1挑戦再開を決めたこともあり、2015年にはレッドブルはメルセデスやフェラーリとエンジン供給についての交渉を行った。だが、これらの交渉はすべて不調に終わり、一時はレッドブルが2016年に搭載するエンジンを失う可能性すらあった。

最終的にはルノーからPUを購入してそれにスポンサーであるタグホイヤーの名称を付けて戦っているレッドブルだが、ルノーとの関係は今年限りで解消し、2019年からはホンダPUを搭載する可能性が高いとうわさされている。

■ルノーかホンダを選べる立場にあるとホーナー

だが、ホーナーは、現時点ではレッドブルは2019年に向けてルノーかホンダのどちらかを選択することができる状態にあるとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「幸いなことに、我々には選択肢がある」

「ルノーは我々との仕事を継続したいと望んでいるし、ホンダに関しては我々が最前列の席を確保している。我々としては彼らがどれだけ進歩を見せるか観察することができるんだ」

そう語ったホーナーは、2019年のエンジンサプライヤーをどこにするかという決断は「夏休み」までには行う必要があると認めている。

■ホンダとの関係強化に動くレッドブル

だが、レッドブルの視線がより強くホンダに注がれているのも確かなようだ。

ホーナーは、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが現在懸命に日本語を学んでいることを認め、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えている。

「ヘルムートはすごく才能が豊かなんだ。現時点では、我々にとって彼は日本のマスコット(幸運をもたらすもの)だよ」

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2018年F1情報 ニュース ヘルムート・マルコ マックス・フェルスタッペン レッドブル F1 中国GP

フェルスタッペン「心理学者の助けなど不要」

レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、今季のF1第3戦中国GP決勝で起きたことはもう過去のことだと主張した。

これまでにも時としてそのあまりにも攻撃的なドライビングが批判の対象となることが少なくなかったフェルスタッペンだが、先週末に上海インターナショナル・サーキットで行われた中国GP決勝では現在のポイントリーダーであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を不用意に追い抜こうとして接触する事故を起こしてしまった。

それ以来、メディアにはフェルスタッペンに対する批判的な記事が掲載され続ける状況となっている。

■中国でのことはもう考える必要はない

今週、母国オランダのザントフォールト・サーキットで行われたイベントに参加していたフェルスタッペンは、母国の記者たちに対して次のように語った。

「(中国GPは)最高のレースではなかったよ。だけどもうそのことを考える必要はないと思っている」

「僕はあのことから学んだし、もう前を見ているよ」

■これからも攻撃的姿勢は変えない

今回の件をきっかけとして、フェルスタッペンは未熟だとか、あまりにも攻撃的過ぎるといった批判的意見がメディアをにぎわせており、中には彼の“知性”を疑うといったコメントもなされている。

こうした見方に対し、フェルスタッペンは「僕は攻撃的姿勢を弱めるつもりはないよ。だけど、うまく状況を見極めていくつもりさ」と答えている。

■自分には心理学者など不要

さらに、フェルスタッペンは今後も自分への批判は気にせず、自分を信頼してくれる人たちからの助言に耳を傾けていくつもりだと主張している。フェルスタッペンが言及したのは、元F1ドライバーの父親ヨス・フェルスタッペンやレッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコのことだろう。

「彼らはよく分かっているし、そのあたりの事情をよく理解しているからね。僕には心理学者は必要ないよ」

そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。

「よく眠れるかって? 僕は常によく眠れているよ」

■視線の先はすでにアゼルバイジャン

フェルスタッペンはさらに、中国GP決勝でのベッテルとのクラッシュに言及しながら次のように続けた。

「違うやり方をするべきだったね。だけど、前もってすべてのことが分かるようなら全世界を変えることだってできるよ」

「どこかの時点で前を向く必要があるんだ。だから、僕はもうバクー(第4戦アゼルバイジャンGP/29日決勝)に目を向けているよ」と20歳のオランダ人ドライバーは付け加えた。

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2018年F1情報 ダニエル・リカルド ニュース ヘルムート・マルコ ルノーF1 レッドブル F1

今季中のグリッド降格ペナルティーを覚悟するレッドブル

レッドブルは今シーズン後半には規定数以上のPUコンポーネント投入によるグリッド降格ペナルティーを受けることが避けられない状況になると確信している。

■すでに2基目のPUを投入したリカルド

先週末に行われた今季のF1第3戦中国GP決勝ではレッドブルのダニエル・リカルドが見事な逆転優勝を遂げたが、今季もPUの信頼性問題がたびたび発生しており、リカルドのクルマにはすでに今季2基目のルノーPUが投入されている。

今シーズンは年間に使用できる主要PUコンポーネントは3基までというルールになっており、レッドブルが残り18レースを2基のPUで乗り切るのは現実的にかなり困難だと見るのが自然だろう。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「我々がペナルティーを受けることになるのは間違いないよ。我々としてはそれに最適なサーキットでペナルティーを受けるようにしていかなくてはならない」

■ルノーの年間PU戦略は?

ペナルティーを受ける可能性が高くなった以上、レッドブルにPUを供給するルノーとしてはあらかじめ年間に4基もしくは5基を投入するという計画に切り替え、その分開発スピードを高める方が賢い戦略だということになるかもしれない。

そのことについて質問を受けたマルコは、ルノーF1を率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)の名前を出しながら、「それはアビテブール氏に聞くべきだろうね」と答え、次のように付け加えている。

「我々は常にパフォーマンスを求めている。ルノーに関しては、蚊と同じくらい悩ましいし、フランス人の考え方にはかなり疑問を持っているよ」

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2018年F1情報 クリスチャン・ホーナー ダニエル・リカルド ニコ・ロズベルグ ニュース フェラーリ ヘルムート・マルコ レッドブル F1 中国GP

「非の打ちどころのない」リカルドの残留を期待するレッドブル

レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナー(チーム代表)が、ダニエル・リカルドは今後もレッドブルにとどまるべきだと語った。

■メルセデスもしくはフェラーリ移籍がうわさされるリカルド

先週末に行われた今季のF1第3戦中国GPで見事な大逆転勝利をおさめた28歳のリカルドだが、現在のレッドブルとの契約は今季までとなっており、2019年シーズンに向けてメルセデスもしくはフェラーリへ移籍するチャンスを狙っているものと考えられている。

最近、リカルドはすでにフェラーリとの間で事前合意に達しているようだとの報道も行われていたが、これに関してはリカルド本人が否定するコメントを行っている。さらにリカルドは、レッドブルとの間でも2019年以降に向けての具体的な交渉はまだ始まっていないと語っていた。

■リカルドはフェラーリへ行くべきだとロズベルグ

2016年のF1チャンピオンである元メルセデスのニコ・ロズベルグは、リカルドはフェラーリと交渉するべきだと考えている。

「僕はレースで彼が後ろにいるといやだったことを覚えているよ」

上海で母国ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったロズベルグは次のように付け加えている。

「もし僕が彼なら、フェラーリへ行くだろうね。現時点ではフェラーリのクルマが最高だし、彼は自分がセバスチャン(ベッテル)に勝てるということは分かっているからね」

■フェラーリの戦略は理解できないとホーナー

だが、ホーナーはベッテルがいるフェラーリへ行くことが必ずしもリカルドのプラスにはならないのではないかとの懸念を抱いている。

というのも、今季はここまでキミ・ライコネンがかなりいい調子をいるにもかかわらず、フェラーリがベッテル優先策をとっているように見えるからだ。

ホーナーは、中国GP決勝でフェラーリがとった奇妙とも見える戦略についてフィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙に次のように述べている。

「キミの競争力を考えれば、あの戦略は本当に理解に苦しむよ」

■リカルドはよそへ行く必要はないとホーナー

ホーナーはそうしたことも考えれば、リカルドにとってはレッドブル残留が最善の策となるはずだと次のように続けた。

「今のところ、ダニエルは現在いるところ(レッドブル)で満足していると思う。我々が今回のレースと同じようなクルマを彼に提供し続けることができるとしたら、彼にはよそへ行く必要はなくなるはずだ」

「彼は円熟したプロになったし、私は実際のところ彼はすでに2年前に絶頂期を迎えていたと思っている」

「まだ非常に若く、経験を積み上げる段階にいるマックス(フェルスタッペン)との比較においては、ダニエルはキャリアにおいて別の段階にいると私は思っているよ」

■リカルドは非の打ちどころがないとマルコ

さらに、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもリカルドを高く評価している。

中国GP決勝ではフェルスタッペンがベッテルとクラッシュするというミスを犯してしまったが、その一方でリカルドは見事なオーバーテイクをいくつか見せていた。

「ダニエルには非の打ちどころがなかった」

母国オーストリアのテレビ局『ORF』にそう語ったマルコは次のように付け加えている。

「オーバーテイクすることができるのは誰か、できないのは誰か、ということはご覧の通りだ。マックスはあまりにもせっかち過ぎたよ」

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2018年F1情報 セバスチャン・ベッテル ニキ・ラウダ ニュース ヘルムート・マルコ マックス・フェルスタッペン レッドブル F1 中国GP

フェルスタッペンの“知性”を疑うニキ・ラウダ

伝説的元F1ドライバーであるニキ・ラウダが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の“知性”に疑問を投げかけた。

■中国GPでミスを犯したフェルスタッペン

先週末に行われた今季のF1第3戦中国GP決勝で、フェルスタッペンは現在ポイントランキングトップの位置にいるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に無理なオーバーテイクをしかけ、両者が接触しスピンするという事態を招いていた。

そのクラッシュに関してフェルスタッペンは自分の責任だと認め、ベッテルに対し個人的にわびを入れたという。

「あれは大失敗だったよ」

『Bild(ビルト)』にそう語った20歳のフェルスタッペンは次のように付け加えている。

「あれは僕のミスだった。だけど、もうなかったことにするわけにはいかないよ」

■レッドブル首脳も苦言

かなり攻撃的な走りを見せることが多いフェルスタッペンが批判を受けることはこれまでにもたびたびあった。だが、今回の中国でのクラッシュに関しては当事者のベッテルやラウダばかりでなく、所属チームであるレッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)やヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)からも手厳しいコメントが送られている。

「彼は自分自身をもう少しうまくコントロールする必要がある」

マルコはスペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』にそう語ると次のように付け加えた。

「私は彼に対して、彼の時代がやってくるだろうと話したことがある。だが、やり過ぎはまずい。彼もあれで自分が勝利を逃し、チームとしても1-2フィニッシュを逃したことは分かっているよ」

■フェルスタッペンには辛抱が足りないとベッテル

一方、フェルスタッペンにぶつけられて最終的には8位という予想外の順位でレースを終えることになったベッテルは、少なくともレース後に彼が自分で謝りにきたことだけはよしとできると次のように語っている。

「メディアを通じてではなく、彼が僕のところにやってきて謝ったのはいいことだと思ったよ。彼は状況判断を誤り、ミスを犯してしまった。そういうことはたとえ300戦の経験があったとしても起こりえることさ」

「だけど、僕はこういうことは年齢とは関係ないと思っている。彼もすでに多少の経験は積んできている。ああいう状況においては、彼はもう少し辛抱する必要があるね」

■もはや知性の問題だとラウダ

だが、現役時代には3度F1王者となり、現在はメルセデスF1チームの非常勤会長を務めるラウダはフェルスタッペンに関し次のような手厳しいコメントを行っている。

「普通は自分のミスから学ぶものだ。だがそれは彼(フェルスタッペン)には当てはまらないようだ。ある時点において、それはもはや年齢の問題ではなく、知性の問題ということになる」

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2018年F1情報 トロロッソ ニュース バーレーンGP ヘルムート・マルコ ホンダ・レーシング マクラーレンF1 レッドブル F1

【画像】レッドブル首脳「ホンダと手を切ったのはマクラーレンのミス」

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが、マクラーレンがホンダとの関係を解消するという決断をしたのは大失敗だったと語った。

●【開催日時と結果】F1第3戦中国GP

昨年限りでホンダとの関係を解消したマクラーレンは、今季はルノーから購入したPU(パワーユニット)を搭載してシーズンに臨んでいる。

先週末に行われた今季の第2戦バーレーンGPには3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差を縮めることが目標だとして乗り込んだものの、予選も決勝もトロロッソ・ホンダのペースにすら及ばないという残念な結果に終わってしまった。

■マクラーレンが遅かったのはホンダだけのせいではなかった

「“アロンソさん”はレッドブルと戦いたかったのだが、トロロッソの後ろになってしまった」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったマルコは次のように続けた。

「マクラーレンのクルマはそれほどいいものではないし、彼らが遅かったのは単にホンダエンジンだけのせいではなかったんだ。ルノーを積んでからも彼らはストレートで一番遅いんだからね」

■ホンダを見限ったのはマクラーレンのミス

今年も開幕戦オーストラリアGPでは問題を抱えてしまったものの、ホンダPUは第2戦バーレーンではかなりのパフォーマンスと信頼性を発揮。予選6番手となったトロロッソのピエール・ガスリーは決勝でも2つ順位を上げ、2015年にエンジンサプライヤーとしてF1に復帰したホンダにとって最上位となる4位フィニッシュを達成している。

最近のうわさでは、レッドブルも来季からルノーに替えてホンダPUを搭載することになる可能性がかなり大きくなったと考えられている。

マルコは、マクラーレンがホンダを見限ったのは間違いだったと次のように付け加えた。

「彼らはこれからどんどんよくなるエンジンを失ったばかりでなく、大金を失うことにもなってしまったんだ」。

●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「バーレーンより自信があるけど、中団は混戦だから細心の注意が必要だ」
●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「もっと車を知りたい。バーレーン以外でも速いことを願っている」
●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「やってきた事は正しかった。ホンダとも正しい方向へ進んでいるし競争力がある」
●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「ホンダはものすごく大きな進歩を見せた」
●【ホンダF1】「上海はPUに大きな負担。バーレーンでの力強い走りを見せたい」

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2018年F1情報 カルロス・サインツJr. ダニエル・リカルド ニュース ピエール・ガスリー ブレンドン・ハートレイ ヘルムート・マルコ F1

レッドブル、来季はリカルド残留?サインツ昇格?

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであり、ドライバー育成責任者も兼務するヘルムート・マルコが、2019年以降もダニエル・リカルドをキープしたいと考えていることをあらためて明らかにした。

■メルセデスもしくはフェラーリへの移籍チャンスをうかがうリカルド

現在のレッドブルとの契約が今年限りで満期を迎えるリカルドは、2019年にはメルセデスもしくはフェラーリへ移籍することになりそうだとのうわさも根強くささやかれている。

メルセデスではバルテリ・ボッタスとの契約は1年しか結んでおらず、現役最年長ドライバーである38歳のキミ・ライコネンとフェラーリの契約も1年間となっている。トップドライバーとしての定評を得ているリカルドにとってはこの2強チームのいずれかに移籍できるチャンスがあるのは確かだろう。

伝えられるところによれば、現時点では移籍を検討しているリカルドがレッドブルとの契約延長交渉を先送りにしている状態のようだ。

■リカルドとの契約は有益であることが必要

リカルドの契約問題に関してフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』から質問を受けたマルコは次のように答えた。

「ダニエルとはいい関係が築けているよ」

「我々は本当に彼が好きだし、とどまって欲しいと願っている。だが、どんな条件でも構わないというわけではない。契約は我々両方にとって有益なものでなくてはならないからね」

■リカルド移籍なら後任候補はサインツ

仮にリカルドが今季限りでレッドブルを去ることになれば、その最有力後任候補はカルロス・サインツだと考えられている。レッドブルと育成ドライバー契約を結んで2015年にジュニアチームのトロロッソでF1デビューを飾ったサインツだが、今年はレンタル移籍の形でルノーのドライバーを務めている。

今季トロロッソのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーに関しては、来季すぐにレッドブルに昇格させるにはまだ経験不足だと考えられている。さらに、もしトロロッソのドライバーのうち誰か1人をレッドブルに昇格させれば、今度はトロロッソのドライバーに欠員が出てしまうということにもなる。

■昨年ハートレーを抜てきした理由は?

実際のところ、昨シーズンの終盤にそれまでトロロッソのドライバーを務めていたロシア出身のダニール・クビアトが更迭されてしまったが、その際には近年WEC(世界耐久選手権)で戦っていたブレンドン・ハートレーを抜てきしたという経緯もある。

「あの時点では、F1に上げても大丈夫な若手ドライバーは誰もいなかったんだ」

そう認めたマルコは、次のように付け加えた。

「だが、私はブレンドンにはスピードがあると以前から分かっていたし、常に支援を続けていたよ」

実際のところ、ハートレーはかつてレッドブルのジュニアドライバーだったが、2010年シーズン中に解雇されてしまっていた。それだけに、2017年シーズン終盤にハートレーと再び契約を結んだことが明らかになると多くのF1関係者が驚きを隠せなかったものだ。

■ガスリーはだいぶ成熟してきた

マルコはさらに、もう1人のトロロッソドライバーであるガスリーに関しても次のように語っている。

「2016年に彼はGP2のチャンピオンになった。だが、彼はミスも犯していた。だから我々は彼はまだF1に上げるにはふさわしくないと判断したんだ。我々は彼を(日本の)スーパーフォーミュラに送り込んだ。しかし、最初のレースは悲惨だったよ」

「その後、彼は他人を批判するのではなく、自分のことに集中するということを学んだんだ。そして基本的に彼は成長したしうまく対処し始めていた」

そう述べたマルコは22歳のガスリーについて次のように付け加えた。

「今では、ピエールはかなり円熟した大人になったよ」

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2018年F1情報 クリスチャン・ホーナー ニュース バーレーンGP フェラーリ ヘルムート・マルコ メルセデスAMG リバティ・メディア レッドブル F1

リバティ・メディア、バーレーンで新F1運営ルール最新案を提示

F1オーナーのリバティ・メディアが来週末バーレーンにおいて2021年以降に導入を計画している新ルール案の詳細をF1チームたちに提示することになるようだ。

■リバティ・メディア案に強く反対するフェラーリとメルセデス

リバティ・メディアはすでに2017年10月に2021年以降に導入を計画する新たなF1エンジン案を提示したが、現在のPU(パワーユニット)から熱エネルギー回生システムであるMGU-Hをはずすなど技術的には一歩後退となる規格を提示したことにより、これに反対するフェラーリはもしそのルールが導入されるようであればF1から撤退すると表明。メルセデスもこれに追随する動きを示している。

さらに、フェラーリやメルセデスは、リバティ・メディアが導入の方向で進めている年間予算に一定の上限を設けるという計画にも反対の立場をとっている。

フランスの『Le Figaro(フィガロ)』を含むいくつかのメディアが報じたところによれば、リバティ・メディアは今季のF1第2戦バーレーンGP(4月8日決勝)が開催されるサヒールにおいて、2021年以降のF1ルールに関する最新版草案を提示する予定にしているという。

リバティ・メディアがフェラーリやメルセデスなどに歩みよる案を提示してF1撤退騒動が収まりを見せるのか、あるいはあくまでも自分たちのビジョンをもとにした革新的ルール案を提示し、フェラーリやメルセデスとの溝がより一層深まることになるのか、大いに注目を集めることになりそうだ。

■リバティ・メディアに強硬路線を求めるレッドブル

一方、F1トップチームの中でリバティ・メディアが提示した案に賛同しているのはレッドブルだけだと考えられている。

「我々にはコスト削減が必要だ」

チーム予算に上限値を設けることには賛成だと意思表示したレッドブル首脳のヘルムート・マルコは次のように続けた。

「しかしながら、そうなったとしてもあまり意味はないよ」

「金を稼ぐことができているチームなどない。このビジネスモデルは健全なものとは言えないんだ」

さらに、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、リバティ・メディアはフェラーリやメルセデスからの圧力に屈することなくあくまでも強硬路線で行くべきだと次のように主張した。

「リバティは自分たちの見解を貫き通し、断固たる決定をすべきだ。決してすべてのチームの賛同を得ることなどできないのは明らかだからね」

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2018年F1情報 ニュース ヘルムート・マルコ ホンダ・レーシング ルノーF1 レッドブル F1

ホンダと組むことに備えて「日本語の勉強も始めた」レッドブル首脳

レッドブルが2019年からホンダと組むことを真剣に、それもかなり前向きに検討しているのは間違いないようだ。

これまで長年にわたってルノーからエンジン供給を受けていたレッドブルだが、2019年以降もルノーとの関係を維持するのか、あるいはホンダに移行するのか、2018年シーズン前半の状況を見て決定することになると言われている。

今年は前年限りでマクラーレンとの関係が解消されたホンダをジュニアチームのトロロッソのパートナーに迎えており、ホンダPU(パワーユニット)の将来性を精査するには絶好の機会となる。

■ホンダの説明に納得できたとレッドブル首脳

レッドブル首脳の1人であり、チームオーナーの右腕的存在として知られるヘルムート・マルコはドイツの『Bild(ビルト)』紙に次のように語った。

「我々はホンダに今年に向けて何を変えたいと望んでいるのかすべて説明してもらった。それは我々を納得させるものだった」

「私は少しばかり日本語の勉強さえしているんだよ。そうすれば、夜に彼らと一緒に夕食をとることもできるだろうしね」

■今年のルノーPUにも期待感

天才F1カー設計者とも言われるエイドリアン・ニューイが最高技術責任者を務めるレッドブルだが、シャシー性能に関しては現在のF1でもトップレベルにあると考えられている。そして、そのレッドブルがメルセデスAMGやフェラーリに後れをとっている最大の原因は現在搭載しているルノーPUのパフォーマンス不足によるものだというのが定説とさえなっている。

だが、2月末から合計8日間にわたってバルセロナで行われた公式シーズン前テストではルノーPUを搭載したレッドブルがかなりの戦闘力を持っていることが明らかになり、今年は2013年以来となるF1タイトル獲得のチャンスもあるのではないかという期待感も高まっているようだ。

■ルノーとの関係継続には懐疑的な声も

だが、現在レッドブルのドライバーを務めるマックス・フェルスタッペンが下位カテゴリー時代に所属していたファン・アメルスフォールト・レーシングのオーナー、フリッツ・ファン・アメルスフォールトはあまり楽観的に考えてはいないようだ。

「レッドブルも前進は果たした。だが、メルセデスと戦おうとすれば多くの資金とエネルギーが必要となるだろう」

「ルノーと、そしてそのエンジンで何ができるのかということがカギになるわけだが、私はかなり懐疑的だよ。私はバルセロナでのテスト(シーズン前公式テスト)の後に生じた高揚感を信じてはいないよ」

『Het Laatste Nieuws(ヘト・ラーツテ・ニュース)』にそう語ったファン・アメルスフォールトは次のように付け加えた。

「1,600万人のオランダ人がマックスは世界チャンピオンになるだろうと考えている。しかし、それ(望みがあるのかどうか)はオーストラリア(開幕戦/25日決勝)に行くまで分からないよ」

ともあれ、ホンダがトロロッソやレッドブルの期待に応えられるようなパフォーマンスと信頼性を発揮することができ、レッドブルが自信を持って来季からホンダをパートナーに迎えることができるようになるのかどうか、とりわけ2018年F1シーズン前半が重要な意味を持つことになりそうだ。