第38回日本カー・オブ・ザ・イヤー(日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)において、「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのはボルボXC60だった。輸入車が本賞を受賞するのは、38年の歴史の中でも今回が2回目で、ボルボとしては初の受賞となる。

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、ボルボXC60の受賞理由について次のようにコメントした。

「扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせた。そして、いかにも北欧デザインと感じさせる美しい内外装と、そのクオリティの高さは見事。さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも素晴らしい。また、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレーンを用意したことも高く評価した」。

■ボルボ、圧倒的な評価を得る

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が、ノミネートされた10台(10ベストカー)の中から選出したのはボルボだった。ボルボ XC60は294点を獲得し、高い評価を得ている。

各車の配点は以下のとおり。

■【2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表】
1位 ボルボ XC60(ボルボ) 294点
2位 BMW 5シリーズセダン/ツーリング(BMW) 242点
3位 トヨタ カムリ(トヨタ) 232点
4位 スズキ スイフトシリーズ(スズキ) 210点
5位 ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(ホンダ) 189点
6位 レクサス LC(トヨタ) 115点
7位 アルファ ロメオ ジュリア(アルファロメオ) 89点
8位 マツダ CX-5(マツダ) 83点
9位 シトロエン C3(シトロエン) 35点
10位 フォルクスワーゲン ティグアン(フォルクスワーゲン) 11点

■イノベーション部門:プリウスPHV

イノベーション部門は、トヨタのプリウスPHVが受賞した。授賞理由として、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は次のようにコメントした。

「クルマの電動化という流れの中で、PHVのメリットを最大限に実現した。多くのメーカーによるPHVが1モーターであるのに対してプリウスPHVは2モーターを採用し、それを巧みに制御することであらゆる領域で低燃費を維持する。さらにソーラー充電の本格的な実用化などもイノベーティブであると判断した」

■エモーショナル部門:レクサス LC

エモーショナル部門は、トヨタのレクサス LCが受賞した。授賞理由は次のとおり。

「見る者に大きなインパクトを与えるダイナミックで美しく独創的なスタイリング。さらにマルチステージハイブリッド車、5L V8エンジン車ともにドライビングの楽しさに満ちあふれている点などから、レクサスブランドを牽引するにふさわしい、もっともエモーショナルなモデルであると高く評価した」。

■スモールモビリティ部門:N-BOX/N-BOXカスタム

スモールモビリティ部門は、ホンダのN-BOX/N-BOXカスタムが受賞した。授賞理由は次のとおり。

「プラットフォームとパワートレーンを一新するなどで軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保、機能的で使い勝手のいいスペースを実現。また、走りは軽快で上質なハンドリングには安心感がある。さらに安全運転支援システムの“ホンダセンシング”を全グレードに標準装備した点も大いに評価した」。

■日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞:トヨタ自動車株式会社

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞は2つ。1つ目はトヨタ自動車株式会社が選ばれた。ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破し、環境対応車の普及を促したことが評価された。

「トヨタ自動車は1997年に世界初の量産ハイブリッド車であるプリウスを発売して以来、2017年1月までの約20年間に世界で累計1000万台のハイブリッド車を販売。これによる地球環境改善への貢献は大きく、さらに世界の自動車メーカーへ影響を与えて環境対応車の普及を促した。以上の点を高く評価した」。

■日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞:佐藤琢磨

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞の2つ目は、佐藤琢磨が選ばれた。インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝を成し遂げたことが高く評価された。

「2017年5月、世界三大レースのひとつに数えられる「インディアナポリス500マイルレース」にアンドレッティオートスポーツからエントリー。ダラーラDW12ホンダを駆って、日本人初の優勝という快挙を成し遂げた。この偉業を高く評価して、日本の自動車史に大きく記録しておくべきであると判断した」。