ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はわずか数日の中国滞在中、少なからずひんしゅくを買った。

まずは12日(日)のF1第3戦中国GP決勝で、走りが遅すぎると僚友ニコ・ロズベルグから非難を受けた件がひとつ。後方からセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に追い上げられ、ロズベルグは、レースを「台無しにされた」という。

次に、レース後の表彰式。ハミルトンは、逃げまどうレースクイーンの顔にシャンパンを浴びせかけるところを写真に撮られた。

イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙には、さっそく反性差別グループの代表による次のコメントが掲載された。「モータースポーツ界の人々は、同じ現場で働く女性たちに敬意を示すべきではないか」

とどめは、かん口令に反して権威ある2015年ローレウス世界スポーツ賞の結果を一部、明らかにしたことだ。彼はノミネーションを受けながら、自分が受賞を逃した事実を暴露してしまった。

授賞式は15日(水)夜に開かれるが、これに先がけてローレウス賞会長で米陸上界の英雄、エドウィン・モーゼスは、同賞を支援するメルセデス・ベンツの招きで中国GPを訪れ、表彰台にまで上がった。

ところが、クリスチャーノ・ロナウド(サッカー)、ノヴァク・ジョコヴィッチ(テニス)、マルク・マルケス(モトGP)らとノミネーションリストに名を連ねるハミルトンは既に、選に漏れたことを公表済だったのである。

「残念ながら、あまり楽しみにはしていない」とローレウス賞について語ったハミルトン。「だって受賞しないのを知っているからさ」

「レースでがんばり続ければ、いずれトロフィーをもらえるだろう」