INGルノーF1チームは、シーズン第14戦シンガポールGPへ向けて準備を整えている。

フェルナンド・アロンソ
「シンガポールでは高い競争力を見せられると思う」

Q:フェルナンド、モンツァでは力強い走りを見せていましたね。どんなレースでしたか?
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):8番グリッドからスタートしたことを考えれば、5位フィニッシュには満足できるし、レース前に予想していたよりもいい結果だったよ。週末を通じてKERS(運動エネルギー回生システム)を使っていたけど、スタートではその効果を引き出しきれなくて、1コーナーまでにアドバンテージを失ってしまった。その後は、バランスも良かったし、1ストップ戦略がうまく機能したから、貴重なポイントを獲得できたよ。

Q:次のレースはシンガポールです。トラックについて教えてください。
アロンソ:かなり挑戦しがいがあって、高いスピードを維持しつつも大胆に縁石を使うターン10のシケインのように面白いコーナーもあるから、僕は好きだよ。シンガポールでのオーバーテイクは簡単じゃないけど、チャンスはある。

Q:今週末のR29は、どのようなパフォーマンスを見せますか?
アロンソ:ほとんどのサーキットでうまく走れているから、表彰台を狙えるほどの競争力があると思う。今週末は、それが僕の目標になるね。

Q:ナイトレースになりますが、どのような準備をするのですか?
アロンソ:去年は、現地の時間に合わせるんじゃなくて、ヨーロッパの生活リズムのままでいることにしたんだ。自分のエネルギーをコントロールするには最高の方法だから、今年も同じ方法でレースに臨むよ。

ロメ・グロジャン
「ナイトレースを楽しみにしている」

Q:ロメ、モンツァは複雑な週末になりましたね。何があったのか教えてください。
ロメ・グロジャン(以下、グロジャン):クルマの性能を証明できなかったから、残念なレースだったよ。スタートでかなりのポジションを失って、第1シケインでは接触した。それでクルマが壊れて、走るのが難しくなったんだ。無線も壊れていたから、さらに状況が悪くなったよ。完走できて、さらに経験を積めたのは良かったけど、もっといい結果を期待していたんだ。

Q:シンガポールでのレースを楽しみにしていますか?
グロジャン:もちろんだよ。ストリート・サーキットは好きだし、トラックのレイアウトも面白そうだよね。去年のレースはテレビで見たけど、照明に照らされたクルマは最高だった。僕にとっては初めてのナイトレースだから、すごく楽しみにしているんだ。

Q:新しいサーキットに向けて、どのように準備をするのですか?
グロジャン:エンジニアとかなりの作業をこなしたし、トラックへ着く前にできるだけ多くのことを覚えるために、ビデオも見たんだ。コース図を見てレイアウトは覚えたけど、サーキットのことを理解し始めるのは、実際に走って、グリップを感じてからだね。

Q:今週末の目標は何ですか?
グロジャン:フリー走行、予選、そしてレースでいい走りをして、うまく週末をまとまることだね。予選ではできるだけフェルナンドに近づいて、レースではポイントを取りたい。

ボブ・ベル
「モンツァの結果は、クルマに秘められた性能を示している」

Q:ボブ、イタリアではフェルナンドが4ポイントを獲得しました。彼のパフォーマンスを振り返ってみていかがですか?
ボブ・ベル(以下、ベル):あの結果は、クルマに秘められた性能を示していると思うし、フェルナンドはそれを100%引き出していた。レースではいくつかポジションを上げることができたし、自分たちの競争力を反映したもので、この数レースで獲得するべきだったポイントを獲得できた。

Q:ロメはこれまで3戦を走ってきました。彼の進歩はいかがですか?
ベル:彼はとてもよく落ち着いており、彼と作業したエンジニア全員が感銘を受けている。彼に速さがあるのは間違いなく、モンツァでは常にアロンソとの差をコンマ2秒からコンマ3秒にたもっていた。残念なことに、まともにレースを走れなかったので、彼の真のペースは判断できていないが、才能があるのは間違いない。

Q:低ダウンフォースのモンツァから、高ダウンフォースのシンガポールへ移動します。R29はうまく対処できますか?
ベル:以前にも言ったように、R29には特に弱点がなく、低ダウンフォースでも、高ダウンフォースでも同じようなパフォーマンスを発揮する。あえて弱点と言えば、ダウンフォースとメカニカルのセットアップで、もっと全体的なグリップを高める必要がある点だ。今週末は、モナコで使用したのと同じようなパッケージに、モナコ以降の改良を組み合わせることになる。

Q:いつもとスケジュールが異なることで、チームはどのような問題に直面しますか?
ベル:去年の経験からいえば、ナイトレースではあるが、チームにとって大きな問題はない。シンガポールの施設と照明は素晴らしいものだ。シンガポールでは、夜に働くことになるが、チームはイギリス時間のまま生活すればいいので、うまくいくはずだ。すべてが数時間ずつずれるだけで、チームはほかのレースと同じスケジュールで作業することになる。

Q:シーズン最後の4戦へ、チームはどのように臨んでいきますか?
ベル:残りの数戦に向けても、改良を計画しており、その改良を投入する予定だ。大規模なものではないが、確実な改良であり、すでに生産段階に入っている。現段階での開発は、完全にR30に集中しており、2010年への準備を進めている状況だ。