会場:ツインリンクもてぎ(全長1.52マイル)
天候:晴れ
気温:24~25度

ブリヂストン・インディジャパン 300マイルは今年から秋にスケジュールが移され、栃木県の本格オーバルコースであるツインリンクもてぎでシルバーウイークに開催された。温暖で快適な気候を期待してのスケジュール変更は功を奏し、好天の下、5万人の大観衆を前にレースは行われた。

インディジャパンは最終戦のひとつ前の第16戦。3人のドライバーがチャンピオンになる可能性を残して日本へとやって来た。その中でツインリンクもてぎでのレースでトップ争いを繰り広げたのは、ポイント3位のスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)とポイント2位のダリオ・フランキッティのチームメート同士だった。ポイントリーダーのライアン・ブリスコー(Team Penske)は予選4位からスタートしたがハンドリングが今ひとつで、レース中盤までトップ争いから一歩下がったポジションを走り続け、チャンスをうかがっていた。

レーシングドライバーの塚越広大選手が運転するHondaの新型燃料電池車「FCXクラリティ」のリーディングによりスタートした200周のレースだったが、104周目を迎えたとき、フランキッティが一瞬コントロールを乱し、その隙をついたディクソンがオーバーテイク。このすぐ後にブリスコーが2回目のピットストップに向かったため、ディクソンがトップを奪還した。この直後、ブリスコーが106周目のピットストップからコースに復帰するところでスピンし、右フロントサスペンションを壊して大きく後退した。

トップに返り咲いたディクソンは危なげない走りでフランキッティをリード。最後までそのスピードは落ちることがなく、チームメートに1.4475秒という大差をつけて今季5勝目のゴールへと飛び込んだ。ディクソンは自らが持つIRLインディカー・シリーズ歴代最多勝利数記録を「21」へと更新した。

シーズン5勝目に一番乗りを果たしたディクソンはポイント3番手からポイントリーダーとなり、2位でゴールしたフランキッティは、ポイント2番手をキープ。フランキッティとディクソンのポイント差は5点である。ポイントトップで日本に来たブリスコーは、アクシデントを起こしたために18位でゴールとなり、ディクソンに8ポイント差、フランキッティに3ポイント差の3番手で最終戦に臨むこととなった。3人によるチャンピオン争いは最終戦で決着する。

武藤英紀(Andretti Green Racing)は、22番グリッドから徐々にポジションを上げたが、予選でのアクシデントで体調が万全でなく、14位でのゴールとなった。予選16位からスタートした松浦孝亮(Conquest Racing)はハンドリングの苦しいマシンと格闘しながらも完走し、17位フィニッシュ。ロジャー安川(Dreyer & Reinbold Racing)は快調な序盤を戦っていたが、走行中にショックアブソーバーが破損し、その修理に時間がかかって20位フィニッシュとなった。

(ホンダ・プレスリリース)