F1

2009年イタリアGP決勝(トヨタ)

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パナソニック・トヨタ・レーシングは13日(日)、イタリアのモンツァで、イタリアGPの決勝を行い、TF109は2台ともポイントを獲得できず、厳しい結果でヨーロッパラウンドを終えた。

ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、ポジションアップを狙い、燃料を非常に多く積んで、中位集団から走行をスタート。ブリヂストンのミディアムタイヤを装着したトゥルーリは、最初のシケインでポジションを競い合う一方、ソフトタイヤを履いたグロックは、外に押し出されそうになり、後ろに下がらざるをえなかった。

両ドライバーは、長く取った最初のスティントで懸命に攻め、トゥルーリはトップ10で走っていた35周目でピットイン、グロックもトゥルーリから3周遅れで同様にピットインをした。ミディアムタイヤに履き替え、ピットから出たグロックは、最初のシケインで、ソフトタイヤを装着したトゥルーリのすぐ後ろに着き、半周にわたりバトルを繰り広げた。

グロックを後ろにつけたトゥルーリは12位で周回を終え、前方を走る中嶋一貴(ウィリアムズ)にプレッシャーをかけた。48周目序盤の最初のシケインでブレーキングをしながら、中嶋の横に並んだが、縁石を飛び越え、再びグロックの横に並ぶかたちで戻った。トゥルーリのクルマが大きく膨らんだ時点でバトルは終了し、トゥルーリは14位、グロックは11位でチェッカーフラッグを受けた。

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
グリッド:16番手
決勝:11位(トップと2分43.925秒差)
ピットストップ:38周目
「狙っていた結果ではなかったが、少なくとも、バトルを展開できた。ピットインからトラックに戻ったときすでにヤルノとのバトルは始まり、僅差で彼が前に出た。それから終盤、彼が中嶋一貴を追い抜こうとするのが見えたが、ヤルノは縁石に当たりバウンスして大きく膨らんだ。私たちは素晴らしいバトルを繰り広げ、正々堂々とそれをやった。結局、私は内側にいて、戦いを制した。概して、このレースの特性を最大限に活かすことは決して易しいことではなかったが、シンガポールGPのトラックはまた違い、クルマも少し改良するので、十分なチャンスがあるはずだ」

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
グリッド:11番手
決勝:14位(トップと 1周差)
ピットストップ:35周目
「難しい決勝になると予想したが、その通りになった。決勝のほとんどを中嶋(一貴)の後ろで過ごすことになり、もっと速く行けると思ったが、追い抜くのは難しかった。終盤、私は正直、刺激が少なく、チャンスを果敢に狙った。ほんの狭いスペースを見つけるとすぐに突っ込み、ブレーキをとても遅らせた。仕掛けたものの、そこに十分なスペースはなく、ついてないことに、縁石にぶつかり、ティモと少し競うことになった。ティモとの競り合いも心地よく、楽しめた。私は常に外側のラインにいたものの、少しでもアクションを取るほうが良かったので戦い続けたが、結局、11位か14位かはあまり大きな違いではなかった。いずれにしても、そうでもしないと、私にはエキサイティングなレースではなかったので、行動を起こした」

新居章年(シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「ぜが非でもポイント獲得をめざしたが、序盤でポジションをロスしたのが最後まで響いてしまった。サーキットの特性を考え、第1スティントを非常に長く取る作戦は正しかったが、ピットインの時点で、ポイント圏内の車との差を十分に詰めることができず、思ったような結果を出せなかった。次はシンガポール、鈴鹿での日本GPと連戦になるが、クルマのアップデートも行い、上位へのチャレンジを続ける」

山科忠(TMG会長 兼 チーム代表)
「フラストレーションがたまる予選の後の決勝も、残念な結果になったが、モンツァのレースは厳しいだろうと思っていた。少なくともヤルノとティモが、レース終盤にバトルをして、ファンの方々に白熱したアクション、ファイティング・スピリッツを見せられた。モンツァは、クルマに独特な要求をする、特別なサーキットなので、次のシンガポールでは良くなると信じている。次戦は全く違うタイプのトラックとなり、もっと上位の結果を目指し頑張る」

(トヨタ・プレスリリース)

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