イタリアGP マクラーレンF1 F1

2009年イタリアGP決勝(マクラーレン)

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ヘイキ・コバライネン(MP4-24/03)
15番手スタート、6位フィニッシュ
ベストタイム:1分25秒109(6位)
ピットストップ:1回(ハード側-ソフト側)
選手権ポイント:20ポイント(10位)

重い燃料タンクを抱えてグリッド4列目からスタートしたヘイキ・コバライネンは、ブラウンGPの2台にポジションを奪われ、その後さらにビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)にも抜かれてしまった。4周目にコバライネンは、特に低速コーナーの出口でプライムタイヤ(ハード側)のグリップが低下していることに気付き始め、フェルナンド・アロンソ(ルノー)に7番手を奪われた。

28周目にピットインし、オプションタイヤ(ソフト側)に履き替え、フィニッシュまで攻め続け、7番手を走行していたが、ルイス・ハミルトンの最終ラップの事故によって6位でフィニッシュした。

「今日はかなりがっかりだった。レースは厳しいスタートで始まり、最初のラップで順位をいくらか下げた。その後、最初のスティントでは、あまりプッシュすることができなかったよ。理由はプライムタイヤのグリップを得られなくて、攻められなかったんだ。第2スティントではオプションタイヤを履いて状況が改善したけど、そのときまでには最初のスティントで失ったタイムを取り戻すことが手遅れとなっていた」

ルイス・ハミルトン(MP4-24/04)
1番手スタート、リタイア(12位完走扱い)、52周、クラッシュ
ベストタイム:1分24秒802(3位)
ピットストップ:2回(ソフト側-ハード側-ハード側)
選手権ポイント:27ポイント(7位)

2ストップ戦略を採用したハミルトンにとっては、1ストップのマシンに抜かれないよう、十分なギャップを築くことが課題になった。「予選のようにすべてのラップでプッシュした」ものの、ハミルトンは十分なリードを築くことができず、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とジェンソン・バトン(ブラウンGP)に抜かれ3番手に後退した。3人ともが最後のピットストップを終わらせると、フィニッシュに向けて戦っていった。

ハミルトンは、バトンに対してわずか約1秒まで差を詰めたが、最終ラップでそれまで以上に激しくプッシュしてレズモ1つ目の出口でリアのコントロールを失い、バリアに激突した。

「僕の戦略は最適ではなかったので、2ストップ戦略を成功させるために、かなりプッシュしなければならなかった。マシンからすべてを引き出したし、ミスも犯さなかった。最終ラップまではね。残念だけど、こうなってしまった。レーシングインシデントだよ。僕はジェンソンに迫って、そして彼を抜くために、KERS(運動エネルギー回生システム)を駆使して、最終ラップでは信じられないほど激しく攻めていた。その後、最初のレズモを出るとマシンのリアが流れて、スピンしながら壁に激突した」

「チームにはただ”すまない”としか言えない。今日はブラウンGPほどは速くなかったけど、みんなが素晴らしい仕事をしてくれた。これまでにも増して激しく攻めたから、それに関しては満足できる」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「残念な結果だ。モンツァでは、6位とリタイアよりもずっといい成績を期待していたということを、否定してもしょうがない」

「だが、プラス面に関して言えば、かなり激しいクラッシュだったが、ありがたいことにルイスは無事だった。純粋に、彼のあきらめない姿勢と、最終ラップの最後の1メートルまで闘うという飽くなき願望からの結果だ。最終スティントでは一貫して見事なドライビングで、まさに極限までできる限り激しく攻めていた。2位をジェンソンから勝ち取ろうとしていたのだ。彼はほんの少しだけ激しすぎたために、最終ラップのレズモ1つ目の出口でコントロールを失った。実際に、あの最終ラップの第1セクターで”紫(最速タイム)”を記録していたんだ」

「しかし、あれはルイスのようなドライバーの性(さが)だ。彼のようなドライバーは多くはいない。常に1ラップごとに100%を出し切っていたら、101%出してしまうことも多いだろうし、その結果、”コースオフ”が起きることにもなる。だが、それがレースだ。ルイスは間違いなくレーサーであるのだし、われわれはそれ以外の彼を望んでもいない。もちろん、獲得ポイント数にはがっかりだが、われわれのレースのペースはほぼブラウンGPに匹敵し、他のチームのペースと同等かそれ以上だったことは満足でもある」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)
「モーターレースではこういうことも起こるものだ。ルイスはすばらしい走行を見せて、表彰台でフィニッシュできるスピードを備えていた。ルイスはトップから5秒遅れの3番手だったし、最終ラップにフィニッシュラインまで約3kmのところでクラッシュするまで、一貫して追い上げていた」

「ヘイキは4番手からスタートし、6位のフィニッシュだが、3ポイントはボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが今日望んでいたものではない。プラス面は、ハンガリーやバレンシアのときと同様、ここ3レースのうち、2レースでルイスには、優勝を狙えるスピードがあったということだ。今季残りの4レースもこのパフォーマンスを維持するだろう」

「競争力のあるドライビングで4位となり、シーズン初めてのポイントを獲得したエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)はよくやった。彼とフォース・インディアは、どちらもすばらしい仕事をした」

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